【9月24日 AFP】16MLBは23日、各地で試合が行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)が3-0でオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)を下し、2年連続でア・リーグ西地区を制した。

 先発のコール・ハメルズ(Cole Hamels)が7回を無失点に抑えたレンジャーズは、主砲のエイドリアン・ベルトレー(Adrian Beltre)が2点本塁打を放つ活躍をみせ、ここ7年間で4度目の地区優勝を飾った。

 レンジャーズは2010年と2011年にワールドシリーズに出場しながら、いずれも敗れている。

 敵地オー・ドットコー・コロシアム(O.co Coliseum)に詰めかけた約2万6000人の観客の前で、ハメルズはアスレチックス打線を6安打、7奪三振、2四球に抑える好投をみせ、今季の通算成績を15勝5敗に更新した。

 先月25日に行われたクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)戦で勝ち投手となって以降、ハメルズは4試合に先発して0勝1敗、防御率10.50と不振にあえいでいた。今月16日のアスレチックス戦でもハメルズは6失点を許し、チームは6-7で敗れている。

 その試合でハメルズと投げ合ったアスレチックスのケンドール・グレーブマン(Kendall Graveman)は、この日も先発して6回まで完璧な投球を見せていたが、7回に3点を許してしまい、レンジャーズ打線を相手に4安打、3奪三振、無四球という内容ながらも3連敗を喫してしまった。

 一方、7回表の攻撃で先頭打者のカルロス・ゴメス(Carlos Gomez)が内野安打で出塁し、グレーブマンの完全試合を阻止したレンジャーズは、ハメルズからマウンドを引き継いだマット・ブッシュ(Matt Bush)が8回に完璧な投球を見せると、クローザーのサム・ダイソン(Sam Dyson)も9回を無失点に抑えて今季36セーブ目を記録した。(c)AFP