【9月24日 AFP】(更新)米北西部ワシントン(Washington)州のショッピングモールで23日夜に起きた発砲事件で、警察当局は死者は少なくとも4人、負傷者は1人と発表した。容疑者は逃走しており、警察は行方を追っている。

 地元警察の報道官は記者団に対し、発砲があったのは同州バーリントン(Burlington)にあるショッピングモール「カスケードモール(Cascade Mall)」で、女性4人が死亡、男性1人が重体だと述べた。

 容疑者は「ヒスパニック系の男でグレーの服を着ていた」という。この男に加えて別の容疑者がいる可能性もある。当局は当初、防犯カメラの映像から、ライフルとみられるものを持った容疑者を捉えた一部の画像を公開し、その後容疑者の頭部と胴体部分を拡大した画像を公開した。

 警察の報道官による23日午後8時30分(日本時間24日午後0時30分)時点のツイッター(Twitter)への投稿によると、モール内の負傷者の救助のために、救急隊が警察に付き添われながらモール内に入り始めた。その後、ショッピングモール全体の避難が完了した。

 同州シアトル(Seattle)の現地テレビ局コモニュース(KOMO News)に目撃者が語ったところによると、男は百貨店メイシーズ(Macy's)に入っていくと発砲を始めたという。モール内の携帯電話店の従業員は「銃声が一発聞こえて、立ったまま止まったら、2発目、3発目と聞こえて、みんなが『銃だ』と言いながら走り出した。後は銃声、銃声、銃声だった」と語った。(c)AFP