【9月24日 AFP】ドイツで30年以上にわたって続いてきた出生率の低下に歯止めがかかり、上昇に転じた。ドイツ連邦人口研究所(Federal Institute for Population Research)が23日、明らかにした。

 欧州最大の経済大国ドイツの出生率はこの35年間、低下し続けてきたが、同研究所のマルティン・ブジャード(Martin Bujard)氏は「出生率の低下に歯止めがかかった」と述べた。

 同研究所によると、1968年生まれの女性の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数)は1.49という低い値だが、その後の年に生まれた女性の出生率は上がり、1973年生まれの女性では1.56となっている。

 しかし、ドイツの合計特殊出生率は好転したとはいえ、人口維持に必要とされる同出生率の目安である人口置換水準の2.1を依然として下回っている。

 ドイツは近年、低出生率傾向を好転させようと、保育施設の拡充、男性の育児休暇奨励金の創設などの新政策を打ち出してきた。ドイツ連邦統計局(Destatis)が今年4月に公表した予測によると、現在8100万人のドイツ人口は、2060年までに約1000万人減少し、6800~7300万人になると見込まれている。(c)AFP