【9月23日 AFP】米露の仲介によるシリア停戦が崩壊したことを受けて米ニューヨーク(New York)で行われた高官級の国際会合は22日、合意に達しないまま散会した。

 国連総会(UN General Assembly)に合わせて行われた会合にはジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相、その他の支援国21か国の代表が参加した。

 ケリー長官は、ロシア側が砲撃や空爆の停止をシリア政府軍に守らせることを約束できないと語ったと述べ、23日に再びラブロフ外相と会って何らかの手立てがないか協議する予定だと語った。

 またジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)仏外相も、シリア政府に戦闘機の出動停止を求めたがロシア側から満足のいく回答は得られなかったと語った。(c)AFP