【9月23日 AFP】(更新)インターネットサービス大手の米ヤフー(Yahoo)は22日、2014年に受けたサイバー攻撃により、少なくとも5億人分のユーザー情報が流出したと発表した。攻撃は「国家の支援」を受けて実施された可能性があるという。

 同社によると、流出情報には氏名や電子メールアドレス、生年月日、暗号化されたパスワード、セキュリティー質問とその答えなど、他のウェブサイトのアカウントへの不正アクセスに悪用されかねない情報が含まれている可能性もあるという。被害状況の調査は「警察当局との緊密な協力の下で」現在も進行中だとしている。

 同社は被害を受けたユーザーに対しパスワードの変更を要請している他、2014年以降にパスワードを変更していないその他のユーザーも同様の予防措置を講じるよう推奨している。

 また、ヤフーのネットサービス利用者に対し、自身のアカウントで不審な活動がないかを確認し、他のサイトでヤフー上と同じパスワードやセキュリティー質問を使用している場合は、これも変更するよう呼び掛けている。(c)AFP