【9月22日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は21日、米ニューヨーク(New York)で開催中の国連総会(UN General Assembly)で一般討論演説に臨み、世界各国に対して、核実験やミサイル発射実験を繰り返している北朝鮮の脅威を阻止するため、新たな方策を見いだす必要があると訴えた。

 安倍首相は、北朝鮮についての予測は同国が主張する「小型化した核弾頭」の試験など最近の一連の行動を受けて変更が必要になったと指摘。「今やその脅威はこれまでとおよそ異なる次元に達したと言うほかない」と述べた。

 その上で「(北朝鮮による)国際社会への脅威は深刻の度を増し、一層現実的になった。きのうまでとは異なる新たな対処が必要だ」と訴えた。

 具体的な行動の中身については言及しなかったが、日本は安全保障理事会の非常任理事国としての立場を利用して、新たな選択肢を探っていくとの考えを表明した。(c)AFP/Shaun TANDON