【9月22日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)は21日、3回戦の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、前回王者マンチェスター・シティ(Manchester City)などが順当に突破した。

 公式戦3連敗中だったユナイテッドは、3-1でノーサンプトン・タウン(Northampton Town)を下し、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督にかかる重圧を少し減らした。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるシティは、2-1でスウォンジー・シティ(Swansea City)を退けた。

 その後行われた4回戦の組み合わせ抽選の結果、ユナイテッドとシティのダービーがカップ戦でも実現することが決まっている。

 ユナイテッドはマイケル・キャリック(Michael Carrick)、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)、交代出場のマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)がゴールを決め、待望の連敗脱出を果たした。

 モウリーニョ監督は、「順当な勝利だった。予想通り難しい試合になったが、前半の35分間、そして後半の45分間と、おおむね試合をコントロールできた。難しい試合だったが、総じて前向きな内容だった」とコメントした。

 一方、プレミアリーグ首位に立つシティは前半から押し気味に試合を進めると、迎えた後半4分、ガエル・クリシー(Gael Clichy)のシュートが相手に当たってコースが変わり、先制点を手に入れた。

 さらに後半23分には、アレイクス・ガルシア(Aleix Garcia Serrano)が貴重な先発の機会に結果を出し、ヘスス・ナバス(Jesus Navas)のマイナスの折り返しを流し込んで追加点。ロスタイムにギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)に1点を返されたものの、そのまま逃げ切った。

 シティはこれで、グアルディオラ新体制は9戦全勝となった。しかし、太ももの手術から復帰し、今季初先発を果たした主将のヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)が終了間際に再び負傷したとみられ、ピッチを離れている。

 グアルディオラ監督は、「医師たちが本人と話して状態を確認しているところだ。大きな問題でないことを願う。まずは医師の診断を待つ」とコメントした。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は3部ジリンガム(Gillingham FC)に5-0で大勝した。クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が2得点、エリク・ラメラ(Erik Lamela)が1得点を挙げたほか、ジョシュア・オノマー(Josh Onomah)とフィンセント・ヤンセン(Vincent Janssen)がトップチーム初ゴールを決めた。トッテナムは次戦、リバプール(Liverpool FC)とのアウェーゲームを引き当てている。

 リーグ戦で調子の上がらないウェストハム(West Ham)は、この日も4部のアクリントン・スタンリー(Accrington Stanley FC)に苦戦を強いられたが、後半ロスタイム6分にディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)の直接FKが決まり、なんとか1-0で競り勝った。4回戦ではチェルシーとの対戦が決まっている。

 この他、サウサンプトン(Southampton FC)、サンダーランド(Sunderland AFC)、ハル・シティ(Hull City)も16強入りを決めた。(c)AFP