【9月21日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は20日、第4節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が2得点の活躍をみせるなど、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に5-1で大勝し、暫定ながらリーグ首位に浮上した。

  レギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)と対戦した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の試合と、ダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)とのリーグ戦で、2試合連続6得点を記録していたドルトムントは、オーバメヤンの2ゴール、ゴンサロ・カストロ(Gonzalo Castro)の2アシストなどで、この日も大量点を奪った。

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「早い時間帯に2点を先取したあとも苦しめられたが、主導権を握ってチャンスを作れた。信じられない結果だ。みんなでハードワークしたおかげだし、とても満足している」とコメントした。

 この結果、ドルトムントは4試合で勝ち点を9に伸ばし、得失点差で暫定首位に浮上した。開幕から唯一3連勝を飾っているバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、21日に本拠地でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)と対戦する。

 一方、敗れたボルフルブルクは、4節を終えてわずか1勝と苦しい状況が続いている。新加入のマリオ・ゴメス(Mario Gomez)も、ドルトムントの守護神ロマン・ビュルキ(Roman Burki)に幾度となくシュートを阻まれ、この日も加入後初得点を記録することはできなかった。

 ゴメスはスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し、「僕らの決定率は十分じゃない。今日も前半だけで5回は決定機があった。僕はゴールを決めるためにここにいるのに、またそれができなかった。ファンに申し訳ない」と語っている。

 この試合ではまた、キックオフ前に緊急避難をうながすアナウンスが入り、選手や観客に一時緊張が走ったが、のちに警告が誤りであったことが判明した。

 同日に行われたそのほかの試合では、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)が2-0でFCインゴルシュタット(FC Ingolstadt 04)に勝利し、3勝目を挙げて暫定4位に浮上した。ハンブルガーSV(Hamburger SV)は、昇格組のSCフライブルク(SC Freiburg)に0-1で敗れ、3連敗で16位に沈んでいる。

 ダルムシュタットと対戦した1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)は、クロアチア代表のアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)の得点で先制したものの、後半ロスタイム2分に同点に追いつかれ、リーグ開幕から4戦連続で引き分けに終わった。(c)AFP