【9月20日 AFP】トルコのヌレッティン・ジャニクリ(Nurettin Canikli)副首相は19日、今年7月15日に発生したクーデター未遂とクルド系過激派組織に関与した疑いでこれまでに教師2万7715人が解雇され、9465人の休職処分がいまだに解けていないことを明らかにした。

 ジャニクリ副首相は首都アンカラ(Ankara)で行われた閣議の後、「クルド系過激派組織や在米のイスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師が主導する運動『ヒズメット(Hizmet 奉仕)』とは無関係だったことが調査で判明した教師455人は復職した」と記者団に語った。

 同副首相によれば休職処分が解けていない教師については「テロ」との関係がないか調査中だという。19日はクーデター未遂事件後としては初めてトルコ全土の1800万人の児童、生徒が登校した。同副首相の発表はこの日の授業が終わった数時間後に行われた。(c)AFP