【9月19日 AFP】16F1第15戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2016)は18日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がポールトゥウィンを飾り、ドライバー選手権でチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を逆転した。

 ロズベルグは、レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)の終盤の追い上げを約0.4秒差に抑え込んで3連勝を飾り、この日3位に入ったハミルトンに対して逆に8点差をつけた。

 ロズベルグが周回遅れの車が詰まっていたためタイヤ交換に向けたピットインを逃す中、残り14周でピットに入った後のリカルドは20秒以上のタイムを縮め、レース終盤は緊迫した展開になった。

 自身200戦目となったグランプリを制したロズベルグは、「素晴らしい週末になった。きょうはスタートも良く、マシンも良かった。もちろん、ダニエルはピットストップ後の終盤に僕を追い抜こうとしたけれど、何とかできた」とコメントした。

 フェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が4位、チームメートのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が5位、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が6位に続き、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7位に入っている。

 レースのスタート直後には、フォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)がトロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)にぶつかった後、トラックの壁にクラッシュし、セーフティーカーが導入された。(c)AFP