【9月19日 AFP】16-17イタリア・セリエAは18日、第4節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)が2-1でユベントス(Juventus)を下し、イタリアダービーを制した。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のセビージャFC(Sevilla FC)戦での引き分けに続き、敗戦を喫したユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、選手たちに地に足を着けるよう求めた。

 ユベントスはスコアレスドローに終わった14日のセビージャ戦の埋め合わせをすべく敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)に乗り込み、後半21分にはシュテファン・リヒトシュタイナー(Stephan Lichtsteiner)が先制点を挙げた。

 しかし、インテルはその2分後にマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がすぐさま同点弾を決め、ユベントスは頭を抱えることになった。イカルディは自身が出場したユベントス戦では、通算8試合で7点を挙げている。

 アレグリ監督は不発のマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)に代えてゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)を投入したが、インテルは同33分に今度はイカルディのアシストからイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)がヘディングシュートで見事な決勝点を挙げた。

 ユベントスが今季初黒星を喫した一方、インテルはジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が指揮官を務め、三冠を達成した2010年以来となるホームでのユベントス戦勝利を飾っており、多くの問題を抱えているフランク・デ・ブール(Frank de Boer)監督にとっては士気の高まる白星になった。

 この結果、首位にはナポリ(SSC Napoli)が浮上している。

 アレグリ監督は、「この敗戦は心の痛みとなるだろう。しかし、それと同時にわれわれが地に足を着けることを促してもくれる」とコメントしている。

 同日行われた試合では、フィオレンティーナ(Fiorentina)がミラン・バデリ(Milan Badelj)の決勝点でASローマ(AS Roma)に1-0で勝利した。

 パウロ・ソウザ(Paulo Sousa)監督率いるフィオレンティーナは、これで首位ナポリと勝ち点差4の8位に浮上しているが、前節のジェノア(Genoa CFC)戦が雨天により中止されていなければ、さらに勝ち点3を積み上げて2位に浮上していた可能性もあった。(c)AFP