【9月16日 AFP】肺炎を患い静養していた米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官(68)が15日、選挙戦に復帰した。対する共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏も、自身の健康さを示す新たな診断結果を公表した。

 今月11日にニューヨーク(New York)で開かれた米同時多発攻撃の追悼式典でクリントン氏が体調を崩し途中退席して以来、両候補に対しては、さらなる健康診断結果の公開を求める圧力がかけられてきた。

 クリントン氏は14日夜、自身が「大統領職務に適した健康状態にある」とした新たな健康診断書を公表。選挙運動を再開した翌15日には、ノースカロライナ(North Carolina)州と首都ワシントン(Washington D.C.)へ向かった。飛行機での移動に同行した記者団から体調はどうかと尋ねられたクリントン氏は、「とても元気です、どうもありがとう!」と答えた。

 一方トランプ氏も同日、最近受けた健康診断の結果を発表。長年同氏の主治医を務めてきたハロルド・ボーンスタイン(Harold Bornstein)医師が書いた1ページにわたる所見を公開した。それによると身長190センチで体重107キロのトランプ氏は、コレステロール値や血糖値、血圧に加え、肝臓・甲状腺機能も「全て正常範囲」で、「健康状態は極めて良好」だとされている。(c)AFP