【9月13日 AFP】(更新)シリア政府軍は13日、イスラエルの軍用機1機とドローン(小型無人機)1機を撃墜したと発表した。イスラエル軍がシリア政府軍の陣地に攻撃を仕掛けてきたことに対する報復だとしている。一方のイスラエル側は、シリア側の主張を否定している。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は、当局が出した声明として、「わが国の空軍がこの攻撃を阻止し、(同国南部の)クネイトラ(Quneitra)県で軍用機1機、さらにダマスカス(Damascus)県でドローン1機を撃墜した」と伝えた。

 さらにシリア側は、同国南部で展開する「武装したテロ集団」をイスラエル軍が支援していると非難している。

 一方でイスラエルの軍当局は同日、軍用機が撃墜された事実はないと否定。軍の報道官は、「シリア側に布陣された大砲を標的とした(イスラエルによる)夜間の作戦の後、シリアから夜のうちに2発の地対空ミサイルが発射された」と説明し、「いかなる時点でも(イスラエルの)軍用機の安全は全く損なわれていない。彼らの主張は何ら真実ではない」と反論した。

 イスラエル軍は先に、シリア領内から飛来した砲弾が12日にゴラン高原(Golan Heights)のイスラエル支配域内に着弾したことを受けて、シリア政府軍の陣地を攻撃すると発表していた。

 イスラエル軍の報道官はAFPに対し、12日に飛来した飛翔体は、意図的にではなく「シリア内での戦闘」により飛来したとの見方を示していた。

 シリアでは12日、ロシアと米国の仲介による停戦が発効したが、「イスラム国(IS)」などのイスラム過激派が掌握している地域は適用外となっている。(c)AFP