英プレミアの試合中にがんと闘う少年をファンが激励、エバートンは約2700万円を寄付
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【9月13日 AFP】12日に行われたイングランド・プレミアリーグ第4節、サンダーランド(Sunderland AFC)対エバートン(Everton)の試合中に、がんと闘っている5歳の少年に対して5分間にわたる激励の大合唱と拍手が送られた。
ブラッドレー・ロウリー(Bradley Lowery)くんは現在、がんの再発により化学療法を受けており、両親は息子が米国で抗体療法を受けるために必要な70万ポンド(約9500万円)の寄付を募っている。
英スカイ・スポーツ(Sky Sports)によれば、エバートンはその金額を大幅に減らすため、20万ポンド(約2700万円)の寄付を申し出たと伝えている。
サンダーランドの主将ジャーメイン・デフォー(Jermain Defoe)と手をつないで通路から現れ、続いてエバートンの選手から握手されたり、頭をなでられたりしていたロウリーくんは、わずか2歳のときに小児がんの一種で神経細胞を攻撃する神経芽細胞腫のステージ4と診断された。
数回にわたる手術と最初の化学療法を経て、2014年12月には病状が安定したと告げられたものの、ロウリーくんはがんが再発したため、再び手術を受けることになった。(c)AFP