【9月12日 AFP】リビア沖で11日、移民や難民ら約1100人が救助された。同海域では週末、3400人が救助された。イタリア沿岸警備隊が明らかにした。

 同警備隊によると、11日に救助された移民らは、ゴムボート8そうと漁船2隻に定員を大幅に超過した状態で乗っていた。

 救助にあたったのは、伊沿岸警備隊および海軍の艦船の他、英国とアイルランドの軍艦、人道支援NGOにチャーターされた数隻。また「SOS Mediterranee」と国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の船「Aquarius」号は、女性と小さな子どもを含む252人を救助した。

 10日には、イタリアに向かっていた小型船18隻から2300人が救助されており、この週末にみられた救助の規模は、5日間で1万4000人が救助された8月末以降、最大となった。移民の大半はサハラ以南のアフリカ出身だ。

 イタリア内務省によると、今年に入ってからこれまでに到着した移民は約12万4500人で、昨年1年間に記録された12万2000人をわずかに上回っている。(c)AFP