【9月12日 AFP】ケニア南部モンバサ(Mombasa)で11日、女3人が警察署を襲撃し、射殺された。当局は事件を「明らかなテロ攻撃」としている。

 警察によると女らは刃物と火炎瓶で警察署を攻撃。3人のうち2人はケニア人で、うち1人は自爆ベストを着用していたが爆発しなかったという。

 モンバサ郡警察署長によると、女3人は午前中に警察署を訪れ、電話盗難の届け出に来たと告げた。その過程で1人が窓口に向かって火炎瓶を投げつけ、別の2人が警官2人を刺したという。女は3人とも射殺され、警官2人は病院に救急搬送された。

 同警察署長は事件を「明らかなテロ攻撃」と説明している。

 警察の報道官によると、警察は容疑者3人のうち2人の身元をモンバサ出身のケニア人と確認。うち攻撃首謀者と特定した1人について、「警官らが素早く撃ち殺したため、自爆ベストが爆発しなかった」と述べた。

 さらに、モンバサにある首謀者の女の家を捜索し、ソマリア難民の共犯者3人を拘束したことを明らかにした。

 匿名で取材を受けた警官は、3人はイスラム教の衣服を着用していたと語った。またある目撃者によると、女らは「アラーアクバル(Allahu Akbar、神は偉大なりの意)」と叫び、うち1人が警官に向かって何かを投げたという。(c)AFP