【9月11日 AFP】(更新、写真追加)アフリカ・タンザニア北西部で10日午後3時27分(日本時間同9時27分)ごろ、マグニチュード(M)5.7の地震が発生し、少なくとも16人が死亡、253人が負傷した。地元当局者がAFPに語った。

 震源はビクトリア湖(Lake Victoria)に面した北西部ヌスンガ(Nsunga)の東約23キロで、震源の深さは40キロ。米地質調査所(USGS)によると、地震の揺れは国境を接するルワンダやブルンジ、ウガンダ、ケニアでも感じられた。

 震源地に近いブコバ(Bukoba)で最も大きな被害が出ており、地元カゲラ(Kagera)州の知事によれば同州では800棟を超える建物が損壊した。また、ウガンダでも複数の家屋に被害が出ている。

 現地のAFP特派員によると、ブコバから約1400キロ離れたタンザニアの中心都市ダルエスサラーム(Dar es Salaam)では、被害は報告されていない。アフリカの大湖沼(Great Lakes)地域では地震が珍しくないが、ほとんどの場合、揺れは小さい。(c)AFP