【9月9日 AFP】(更新)韓国政府の情報筋は9日、北朝鮮が5回目の核実験を実施したとみられると明らかにした。韓国の聯合ニュース(Yonhap News)が同日伝えた。

 この直前、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ、Punggye-ri)の核実験場近くでマグニチュード(M)5.3の揺れがあったことが、米国や欧州を含む世界各地で観測されていた。9日は北朝鮮の建国記念日に当たる。

 聯合ニュースによると、匿名の韓国政府筋は「揺れの位置とマグニチュードからみて、核実験の可能性が高い」と述べた。また、韓国の気象当局者の話として「北朝鮮で起きたこのM5.0の人工地震は、核実験とみられる」とのコメントも伝えた。

 韓国軍もまた、揺れの性質を分析中だと発表した。

 日本の気象庁はNHKに対し、地震の波形が通常の地震とは異なっていると指摘し、現在データを分析中だと語った。

 確認されれば、今年1月6日に同じく豊渓里で実施された核実験に続き、通算5回目の核実験を北朝鮮が行ったことになる。(c)AFP