【8月31日 AFP】イラク第2の都市でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にある北部モスル(Mosul)について、中東を管轄する米中央軍(US Central Command)のジョセフ・ボテル(Joseph Votel)司令官は30日、有志連合の支援を受けるイラク軍によって今年の年末までに奪還できるとの見解を示した。

 ボテル司令官はテレビ電話を通じた記者会見で、イラクにおけるISの最大拠点であるモスルの奪還は「年末までに終えるというのが(イラクの)首相の目標だ」と指摘。その上で、「首相が決めたことなら、われわれはこの目標を実現できるというのが私の評価だ」と明言した。

 過去2年にわたってイラクとシリアで闘ってきた米国主導の有志連合はこの数か月、イラクでのIS掃討に向けて帰趨(きすう)を決める戦いになるとしてモスル奪還戦の準備を進めている。(c)AFP