【8月31日 AFP】オランダの警察当局は29日、絶滅の恐れのある動物の骨や皮、さらに数百年前のものとみられるサンゴおよそ2トンなどの密輸品を押収したと発表した。

 ロッテルダム(Rotterdam)の警察当局によると、倉庫での3日間におよぶ捜索の結果、象牙の装飾品やウミガメやサルやワニの頭蓋骨、トカゲやヘビの皮が発見されたという。また50万ユーロ(約5700万円)相当の現金と金の入った金庫も押収され、53歳の会社オーナーが聴取を受けている。

 ウミガメなどの動物と同様、サンゴは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(ワシントン条約、CITES)によって保護されている。(c)AFP