【8月31日 AFP】米ABCテレビは30日、リオデジャネイロ五輪期間中に強盗被害に遭ったと虚偽の申告をしていた競泳男子米国代表のスター選手、ライアン・ロクテ(Ryan Lochte)が、来月始まる同局の人気リアリティー番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ(Dancing With The Stars)」に出演することを発表した。

 ツイッター(Twitter)上で、「#DWTSの第23シーズンに向けて、ダンスシューズをはく準備はできた!」と興奮をあらわにするロクテは、9月12日から新シーズンの放送が予定される同番組で、計13人のキャストのうちの一人として抜てきされた。

 他に、リオ五輪体操女子金メダリストのローリー・ヘルナンデス(Laurie Hernandez)、元ラップミュージシャンのヴァニラ・アイス(Vanilla Ice)、リック・ペリー(Rick Perry)元テキサス(Texas)州知事、1970年代の人気コメディードラマ「ゆかいなブレディー家(The Brady Bunch)」に出演した女優のモーリーン・マコーミック(Maureen McCormick)、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元スター選手カルバン・ジョンソン(Calvin Johnson)、モデルのアンバー・ローズ(Amber Rose)、インディカー・シリーズに参戦するジェームズ・ヒンチクリフ(James Hinchcliffe)らの起用が決まっている。

 今回の出演決定に際して、リオ五輪での行動は「大きな過ちだった」と口にしたロクテは、五輪期間中に銃口をつきつけられて強盗に遭ったとうその申告をしたことで、先週ブラジル当局に訴追されている。

 ロクテは当初の供述で五輪開催国ブラジルに恥をかかせただけでなく、その後偽証が発覚したことで米代表チームの面目をも失わせていた。一連の経緯を受けて大口スポンサーだった国際的水着メーカーのスピード(Speedo)や米衣料品大手ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)などから契約を打ち切られたロクテは、今後も米国水泳連盟(USA Swimming)や国際オリンピック委員会(IOC)から懲戒処分を受ける可能性もある。

 しかし、当のロクテは出演したABCテレビの番組「グッドモーニングアメリカ(Good Morning America)」で「前に進む時だし、皆過剰に反応しすぎだ。私にとって、過去を生きることはない。とにかく前進したい。皆この件に嫌気が差しているし、疲れている」と話している。

(c)AFP