【8月31日 AFP】(更新)イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は30日、アブ・モハメド・アドナニ(Abu Mohamed al-Adnani)報道官が、シリア北部アレッポ(Aleppo)県で軍事作戦を監督していた際に死亡したと発表した。米国防当局者は、米主導の有志国連合が同日、アレッポ県でIS幹部を標的とした空爆を実施したことを明らかにしている。

 ISの通信社アマック(Amaq)は「軍事筋」の話として、「ISのアドナニ報道官が、アレッポに対する軍事行動を撃退するために展開していた作戦を監督していた際に殉教した」と報道。「イスラム国に生まれた新世代」の手による報復を宣言した。

 ISは支持者らに対し、不信心者を攻撃するよう繰り返しあおっている。アドナニ報道官も2014年9月、石や刃物、自動車を使った攻撃を呼び掛けていた。

 匿名を条件に取材に応じた米国防当局者は「連合軍が(アレッポ県の)アルバブ(Al-Bab)で、(ISの)幹部を標的とした空爆を実施した。作戦の結果については、まだ評価中だ」と語った。(c)AFP