【8月26日 AFP】ウズベキスタンのイスラム・カリモフ(Islam Karimov)大統領(78)が、脳出血で集中治療を受けていることが分かった。大統領の娘であるローラ・カリモバティラエバ(Lola Karimova-Tillyaeva)さんが29日、ソーシャルメディア上で明らかにした。

 大統領の次女で、同国の国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)大使を務めるカリモバティラエバさんはインスタグラム(Instagram)上で、「父が27日朝、脳出血で入院した。現在集中治療室で手当てを受けている」と投稿した。

 また「容体は安定しているようだ」としながらも、「父の予後に関しては、現時点では何の見通しも立っていない」と述べている。

 独裁体制を敷いてきたカリモフ大統領については、以前から体調不良とのうわさが流れていたが、同国の情報統制は非常に厳しいため、真偽の確認は困難となっていた。

 アフガニスタンと国境を接するウズベキスタンは、中央アジアにおいて戦略上重要な国であり、カリモフ氏は同国が独立を果たした1991年以来、権力を掌握し続けている。(c)AFP