【8月29日 AFP】(更新、写真追加)イエメン第2の都市アデン(Aden)にある同国軍の新兵訓練施設で29日、自動車を使った自爆攻撃が発生し、71人が死亡、98人が負傷した。医療関係者がAFPに明らかにした。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下の通信社アマック(Amaq)を通じて犯行声明を出した。

 治安当局がAFPに語ったところによると、同市北部にある学校に集まっていた新兵らに、襲撃犯が運転する自動車爆弾が突っ込んだ。爆発によって崩壊した天井の下敷きになった新兵もいたとの目撃情報もある。

 サウジアラビアの後ろ盾を得るイエメン暫定政府が拠点を置くアデンでは、高官や治安部隊を狙った爆発や銃撃が絶えない。アデンでの攻撃は、イエメンの混乱に乗じて同国南部から南東部で勢力を広げようとするISや、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が犯行声明を出すことが多い。

 イエメン暫定政府はこれらの組織からアデンに隣接する地方を奪還するために、過去2か月にわたりアデンで兵士数百人の訓練を行ってきた。今月に入り、暫定政府軍はサウジ主導の連合軍による支援を受けて、南部アビヤン(Abyan)州の州都ジンジバル(Zinjibar)に進軍した。(c)AFP