【8月29日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属するゴンサロ・カストロ(Gonzalo Castro)は、マインツ05(Mainz 05)に2-1で勝利した27日の試合後、ピッチ上の気温が高かったにもかかわらず、試合開始時間の変更を行わなかったドイツサッカーリーグ機構(DFL)を非難した。

 現地時間午後3時半から行われたこの試合は夜の試合開始に変更されるべきだったと主張するカストロは、「とてもぎりぎりの気温だった。どうしてDFLが試合を夜の開始に変更しなかったのか理解できない。選手は疲れ切った状態で、全力で走らなくてはならない」と語った。この試合、元ドイツ代表のカストロは後半14分で途中交代していた。

 ピッチ上の気温が45度にまで上っていたとされるこの試合では、主審が試合を2度中断し、選手が水分を取れる時間が設けられていた。

 この試合で1アシストに加えPK獲得の活躍を見せたアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)も、「天気は異常で過酷だった。息は切れるし、水風呂に入りたいと思った」と語るなど、当日のコンディションについて不満を口にしている。シュールレはこの試合の後、ドイツ代表が臨む31日のフィンランドとの親善試合および9月4日に行われるW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選グループリーグのノルウェー戦を、背中の問題を理由に欠場することを発表している。

 また、この試合終了間際の後半44分にPKを沈めるなど2ゴールを挙げたガボン代表のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)も「暑さのせいで、試合の決着が遅くなった」と語っていた。(c)AFP