【8月29日 AFP】シンガポール政府は28日、国内でジカウイルスに感染した人が41人となり、今後もさらに増える可能性があると発表した。ジカウイルスは、胎児の先天性異常の原因となる可能性が指摘されている。

 同政府は前日、ジカウイルスに国内で感染した例を初めて確認したと発表していた。この国内に居住するマレーシア人女性(47)に加え、今回新たに40人の感染を明らかにした。大半は、建設現場で働く外国人労働者だという。

 同国保健省と環境庁の共同声明によると、41人全員は郊外のアルジュニード・クレセント(Aljunied Crescent)など特定の地区で居住あるいは就労していた。うち34人は回復し、残る7人は依然症状があり入院しているという。

 41人いずれもジカウイルス流行地域への最近の渡航歴は確認されていないため、シンガポール国内で感染した可能性が高いと声明は述べている。(c)AFP/Martin ABBUGAO