【8月28日 AFP】テニス界のレジェンド、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏が全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)開幕を2日前に控えた27日、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)とのコーチ契約を停止することを発表した。

 マッケンロー氏は米スポーツ専門チャンネルESPNに、「ミロスにはコーチが2人いる。私はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)の直前からアドバイス役でチームに入ったが、彼の周りにはすでに素晴らしいチームがついている」と語った。

 ラオニッチとマッケンロー氏は当初、グラスコートシーズン限定でチームを組む予定だったが、就任後のウィンブルドンでアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に敗れるも見事に準優勝を果たし、契約を延長していた。

 マッケンロー氏は「現時点では、(この決断が)ベストであり簡単だ。今週も彼といたが、検討した結果、ミロス、ESPNそして私自身のために今中止することがベストだと考えた。彼のことを応援しているし、活躍してほしいと思う。現時点では、離れるような形をとるのがベストだ。皆が楽になる」と話した。

 ラオニッチは今後も、フルタイムコーチのカルロス・モヤ(Carlos Moya)氏、リカルド・ピアッティ(Riccardo Piatti)氏との契約は続行する。

 ラオニッチは30日、ダスティン・ブラウン(Dustin Brown、ドイツ)との全米オープン初戦に挑む。(c)AFP