【8月28日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2016)は27日、第2節の試合が行われ、アルゼンチンが26-24で南アフリカに勝利した。

 ロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)は、控えFHのサンチャゴ・ゴンサレス・イグレシアス(Santiago Gonzalez Iglesias)が試合時間わずかのところでペナルティーキックを蹴り込み、ホームでスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)から初勝利を挙げた。プーマスは23年前に行われたスプリングボクスとの初対戦から、ホームでの戦績を1分け10敗としていた。

 一進一退の試合展開の中、アルゼンチンはニコラス・サンチェス(Nicolas Sanchez)とフアン・マルティン・エルナンデス(Juan Martin Hernandez)が負傷したものの、キッカーとしては3番手だったイグレシアスが試合を決めるキックを蹴り込んだ。

 スプリングボクスの主将アドリアーン・ストラウス(Adriaan Strauss)は、「こちらがミスしている間にアルゼンチンは非常に良いプレーをしていた。来月にはオーストラリアとニュージーランドと対戦するので、その前に自分たちを徹底的に厳しく見つめ直し、悪かったところを修正していく」と、コメントした。

 この日行われたもう1試合では、ニュージーランドが29-9でオーストラリアに快勝を収め、ブレディスロー・カップ(Bledisloe Cup)を手中に収めた。

 前半は15-9と競り合ったものの、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は後半にさらに14点を重ねてワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)を突き放した。

 先週行われた初戦で、42-8と圧勝を飾っていたオールブラックスが2連勝を挙げてブレディスロー・カップを獲得したことで、10月に行われる両国の今季第3戦が消化試合となっている。

 ライバルである両国によって争われるブレディスロー・カップだが、オーストラリアは2002年を最後にこのトロフィーを掲げることができていない。(c)AFP