【8月28日 AFP】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は27日、不法移民と雇用を結びつけ、自身が米大統領に当選した場合、就任宣誓後ただちに不法移民の国外追放を開始すると述べた。

 トランプ氏はアイオワ(Iowa)州デモイン(Des Moines)で「(大統領就任)初日に、すみやかに犯罪者である不法移民のこの国からの追放に取り掛かるつもりだ」と語った。

 トランプ氏は一方で、アフリカ系米国人の求職支援を約束するなど、黒人票を獲得しようと努めている。トランプ氏は「アフリカ系米国人の国民、ひいてはあらゆる国民はいつも不法移民のせいで職を失っている。アフリカ系米国人の国民の勤労の権利はひどく侵害されている」と説いた。

 トランプ氏の移民政策の具体的な内容は依然としてほとんど明らかになっていない。トランプ氏の顧問の中には、彼の特徴的な優先政策についての論調を和らげるよう求めている者もいると伝えられている。(c)AFP