【8月26日 AFP】シンガポールで25日、世界で初めて自動運転タクシーの運行が始まった。限定的な試験サービスとはいえ、米配車アプリのウーバー(Uber)など自動走行車の技術革新を競う大手企業に先んじて一般客への提供に乗り出した。

 この「ロボタクシー」サービスは、シンガポールの中心街から離れた研究施設の多く集まる地区で試験提供されている。

 搭載するソフトウェアを開発した米新興企業ヌートノミー(nuTonomy)によると、今回の試験で得られたデータを元に、2018年にシンガポール全土で商用ロボタクシーの本格提供開始を目指す。

 試験中のロボタクシーは6台で、三菱自動車(Mitsubishi Motors)の電気自動車(EV)「アイ・ミーブ(i-MiEV)」と仏ルノー(Renault)の「ゾエ(ZOE)」を採用。約4平方キロメートルの範囲内で運行しており、スマートフォンのアプリを通じて予約し、決まった乗降地点から利用できる。(c)AFP