【8月25日 AFP】熱心なゲーマーとして知られるノルウェーのアーナ・ソールバルグ(Erna Solberg)首相(55)は今週、公式訪問先のスロバキアで公務を一休みして人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」をプレーし、ポケモン集めを楽しんだ。

 スロバキアの首都ブラチスラバ(Bratislava)を訪れたソールバルグ首相は22日、2つの会議の合間の空き時間を活用。ボディーガードや高官ら、さらにはテレビの取材班まで引き連れて、旧市街に繰り出した。スマートフォンの画面に夢中になるソールバルグ首相の姿は24日、テレビ番組で放映された。

 保守党代表でもあるソールバルグ首相はテレビ局TV2に対し、ポケモン探しもしているが、卵をふ化させて超レアポケモンをゲットするのが一番の目的だと語った。ポケモンGOには10キロ歩かなければふ化しない卵も登場する。

 これまでソールバルグ首相のお気に入りは人気モバイルゲーム「キャンディークラッシュ(Candy Crush)」だった。しかし、首相は先週、「2つのインタビューでポケモンGOで遊んだことはないと答えたのに、その翌日にハマってしまった」と告白。ノルウェーの主要日刊紙アフテンポステン(Aftenposten)に「わが家のベランダでポケモンを見つけた妹が挑戦してきたんです」と説明した。

 ノルウェーは欧州連合(EU)非加盟国で、ソールバルグ首相は間もなく開催される英国のEU離脱に関する会議を前に、自国の国益を守るため親密な関係にあるEU加盟国のスロバキアを訪問していた。(c)AFP