【8月25日 AFP】サッカーポルトガル代表の主将クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が24日、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)で優勝できるとは考えてもいなかったことを認めた上で、昨季は「おそらく自分のキャリアで最高のシーズンだった」と述べた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の公式ウェブサイトに掲載されたインタビューの中で、ロナウドは「正直に言うと、ポルトガルが欧州選手権で優勝できるとは思ってもいなかった。でも試合を重ねるにつれて、優勝できると信じられるようになった。最終的に僕らは優勝に値したと思う。チーム一丸となって戦っていたし、すべての選手が称賛されるべきだ」と語った。

 フランスとの決勝戦では試合中に負傷し、途中交代を余儀なくされた31歳のロナウドは、「欧州選手権が始まる前は、グループステージを突破できるとも思っていなかったし、準々決勝以降はおまけのようなものだと考えていた」と明かしている。

 ロナウドは昨季、所属するレアル・マドリード(Real Madrid)で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)制覇を果たし、決勝では決着をつけるPKを決めた。

 チャンピオンズリーグ制覇について、ロナウドは「難しいシーズンを過ごしたレアル・マドリードにとってはまさに絶頂だった。トロフィーを獲得するという観点から言えば、昨シーズンがキャリア最高の年だったかもしれない」と話している。

 ロナウドはまた、シーズン途中の1月にレアルの指揮官に就任したジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督にも賛辞を贈った。

「ジダン監督がカギだった。彼はとてもプロフェッショナルで素晴らしい人間だ。彼が持つ最も大きな資質は、選手に落ち着きを与えられる点だと思う」

「FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点12差をつけられていたが、最終的にその差を1まで縮めることができた。チャンピオンズリーグではわれわれがすべきことをやり遂げ、タイトルを獲得することができた。これ以上何を望めるだろうか?ジダン監督は多くの称賛に値すると思う」

 ロナウドはレアルでチームメートのギャレス・ベイル(Gareth Bale)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)とともに2015-16シーズンの最優秀選手賞(UEFA Best Player in Europe Award)の最終候補者に名を連ねている。(c)AFP