【8月24日 AFP】(更新、写真追加)ミャンマーで24日、マグニチュード(M)6.8の地震が発生し、少なくとも3人が死亡した他、仏教遺跡で知られるバガン(Bagan)のパゴダ(仏塔)200基近くが損壊した。当局が明らかにした。

 米地質調査所(USGS)によると、震源はバガンの約30キロ南にある町チャウク(Chauk)そばで、震源の深さは84キロ。

 ミャンマー情報省によると、マグウェ(Magway)地域で7歳と15歳の少女2人が死亡。また地元警察がAFPに語ったところによると、近くの町でも22歳の男性が死亡した。

 宗教・文化省はフェイスブック(Facebook)に投稿した声明で、2500以上あるバガンの仏教遺跡のうち171が地震によって損壊したと発表。バガン文化当局の責任者、アウン・チョー(Aung Kyaw)氏はAFPに「一部は深刻な被害を受けた」と語っている。

 一方、タイの首都バンコク(Bangkok)でも高層ビルが左右に揺れるのが確認できた。インドのコルカタ(Kolkata)でも揺れが感じられ、パニックに陥った住民らが屋外に飛び出す姿がみられたという。(c)AFP