【8月19日 AFP】世界のサッカー著名人らのサインが、落書きと勘違いされ、仕事熱心な清掃員によって消されてしまう出来事があった──。

 消されてしまったのは、独サッカー下位リーグに所属するアマチュアクラブ「SpVggヴァイデン(SpVgg SV Weiden)」のVIPラウンジにあったサインで、中にはペップ・グアルディオラ(Pep Guardiola)やユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)、マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)のものも含まれていた。サインは、同クラブのエンブレムが収められた額縁のガラス表面に書かれていた。

 同クラブ関係者のスザンヌさんは、独ニュースサイト「Onetz.de」に対し、サインが消えていることに気付いた時には「心臓が止まるかと思った」とコメント。また、心当たりのある人物については、「おそらく清掃員でしょう。施設内で祝勝会を開いていた少年チームのメンバーが落書きしたものと勘違いしたのではないか」と話している。

 しかし、同クラブでは最近、清掃スタッフの交代があったばかりで、クラブ側も責任者を捜し出して追及することはしないとしている。ただ、代わりとなるサインを再度求める計画はすでに進行中のようだ。

 クラブの広報担当者によると、ブンデスリーガ1部「バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)」に電子メールで事情を説明したところ、協力したいとの返信がすでに届いているという。ノイアー選手は、同クラブ所属のゴールキーパーだ。

 また、ソーシャルメディアを通じて、英プレミアリーグ所属の「リバプール(Liverpool FC)」で指揮を執るクロップ監督にもアプローチしているとしながら、「彼なら絶対に助けてくれるだろう」と自信をのぞかせた。

 ただ、元バイエルン監督のグアルディオラ氏についてはあまり期待できないようで、「マンチェスター・シティ(Manchester City)に連絡してもいいが、グアルディオラ監督のことだから…まあ無理だろうね」と語っている。(c)AFP