【8月18日 AFP】米海洋大気局(NOAA)は17日、今年7月の世界の平均気温について、観測記録が残っている過去137年間で最も高かったと発表した。

 NOAAの報告によると「2016年7月は、20世紀の平均気温を摂氏0.87度上回り、過去最高だった昨年の記録を更新した」という。気温上昇の要因としては、化石燃料の消費に加え、海面水温が高くなるエルニーニョ(El Nino)現象が7月まで続いたことが影響したとの見方を示した。

 NOAAは、7月の世界の平均気温は陸上・海上とも「1880年に記録を開始して以来、最も暑い1か月だった」と述べるとともに、月平均気温としても15か月連続の最高記録更新となったと指摘している。(c)AFP