【8月17日 AFP】(写真追加)韓国政府は17日、北朝鮮の駐英副大使が亡命し、現在、家族とともにソウル(Seoul)にいると発表した。

 韓国の統一省によると、ロンドン(London)にある北朝鮮大使館のナンバー2にあたるテ・ヨンホ(Thae Yong-Ho)氏が、妻と息子とともに亡命した。

 統一省の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ、Jeong Joon-Hee)報道官は記者団に「彼ら(テ氏と家族)は政府の保護下にあり、関係当局と必要な手続きを行っている」と語った。亡命ルートについては、関係国にとって外交上慎重を期す必要があるとして、回答を避けた。

 また同報道官は、「亡命の理由についてテ氏は、(北朝鮮の)金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)体制に対する反感、韓国の自由で民主的な制度に対する感嘆、そして自分の家族の将来などを挙げた」と、語った。

 テ氏ほどの高位の北朝鮮外交官による亡命は極めてまれ。(c)AFP