【8月16日 AFP】豪雨に見舞われているロシアの首都モスクワ(Moscow)では、15日の降水量が、8月の1日当たりとしては過去最大だった129年前の記録を上回った。同国の気象当局が発表した。

 当局によると、モスクワでは1日の降水量が48ミリを超え、1887年に観測されたこれまでの最大記録の2倍近くに達した。

 市内では道路が冠水したほか、北東部ではモスクワ川(Moskva River)の支流が氾濫し、少なくとも1か所の地下鉄駅が浸水した。

 一方、救急当局によると、市の南部では、道路の冠水により自動車やバスに閉じ込められた約80人が救出された。

 ロシアでは14日以降、中部や南部でも大雨に見舞われている。(c)AFP