【8月16日 AFP】ネパール中央部で15日、混み合ったバスが道路脇の斜面に転落し、少なくとも25人が死亡した。地元当局が明らかにした。負傷者も約40人に上っているもようだ。

 バスは首都カトマンズ(Kathmandu)を出発し、東へ40キロメートルほどのカブレ(Kavre)に向かう途中で事故を起こし、500メートルほど下の斜面に転落した。

 地元当局者は「現在も遺体の収容活動を行っているが、雨で作業が難航している。最終的な犠牲者の数は現時点では確言できない」と述べた。

 負傷者のうち26人は治療のため軍のヘリコプターでカトマンズへ運ばれ、13人は救急車で病院に搬送されたという。

 ネパールの幹線道路では劣悪な道路状態や車両の整備不良、危険運転が原因で事故が頻発しており、死者が10人以上に上ることも珍しくない。(c)AFP