【8月15日 AFP】高等教育に関する独立調査機関「上海ランキング・コンサルタンシー(Shanghai Ranking Consultancy)」による2016年の「世界大学学術ランキング(ARWU)」が15日、発表された。トップは米国のハーバード大学(Harvard University)で14年間連続で首位を守った。東京大学(University of Tokyo)は20位でアジア太平洋地域ではトップだった。また中国の名門大学、清華大学(Tsinghua University)が58位、北京大学(Peking University)が71位と中国本土の大学が初めて100位以内に入った。

 トップ10の2位以下は、米スタンフォード大学(Stanford University)が昨年と同じ2位。米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)と英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)がそれぞれ順位を1つずつ上げ3位と4位に入った。一方、昨年3位だった米マサチューセッツ工科大学(MIT)は5位に後退した。

 6位は昨年に引き続き米プリンストン大学(Princeton University)。7位の英オックスフォード大学(Oxford University)は昨年の10位から躍進した。8位から10位は順に米カリフォルニア工科大学(Caltech)、米コロンビア大学(Columbia University)、米シカゴ大学(University of Chicago)と米国勢が独占した。

 上海ランキング・コンサルタンシーの説明によると、ランク付けには大学職員の数、ノーベル賞(Nobel Prize)やフィールズ賞(Fields Medal)の受賞者数、英科学誌ネイチャー(Nature)や米科学誌サイエンス(Science)への論文掲載など「客観的な指標」を採用しているという。(c)AFP