【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪の女子3メートル板飛び込みに出場した中国の何姿(He Zi)選手にとって、この日は生涯忘れられない日になったに違いない。14日、同種目で銀メダルを授与されて表彰台から降りた瞬間、恋人で選手仲間の中国の秦凱(Qin Kai)選手から、片膝をついた姿でプロポーズされたからだ。

 何選手は、秦選手の申し出にイエスで答えた。

 先週、男子シンクロ3メートル板飛び込みで銅メダルを獲得した秦選手だが、この日は世界中の人々がテレビで見守る中で見せた勇気で、見事人生の「金メダル」に輝いた。

 何選手はきらめく指輪を誇らしげに見せながら、「私たちは交際して6年になりますが、彼がきょうプロポーズするとは思ってもいませんでした」とサプライズに驚きを隠せない様子。

「彼はたくさんのことを言って、たくさんのことを約束してくれました。けれど私が何よりも心を打たれたのは、この人は一生涯、信頼できる人だと思えたことです」
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