【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪は14日、テニスの男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)を7-5、4-6、6-2、7-5で下し、シングルスでは史上初となる2大会連続の金メダルを獲得した。

 2012年ロンドン五輪に続く2個目の金メダルを獲得したマレーは、四大大会(グランドスラム)では全米オープン(The US Open Tennis Championships)で1度(2012年)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で2度(2013年、2016年)優勝している。

 4時間を超える五輪史上まれに見る熱戦となった試合後、両選手はネットを挟んで抱き合い健闘をたたえ合った。

 10本のエースと46本のウイナーを決めたマレーに対し、デルポトロは39本のウイナーを決めたが、57本のアンフォーストエラーが響いた。

 この結果29歳のマレーは、シングルスでの連勝を18に伸ばしている。

 一方、試合後にコートサイドで涙を見せたデルポトロは、決勝にたどり着くまでにノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を倒しており、ロンドン五輪の銅に続く2個目のメダルを獲得している。(c)AFP/Dave JAMES