【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪は14日、テニスの女子ダブルス決勝が行われ、第7シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)/エレナ・ベスニナ(Elena Vesnina、ロシア)組は、第5シードのマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)/ティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky、スイス)組を6-4、6-4で退け、金メダルを獲得した。

 マカロワ/ベスニナ組は2013年の全仏オープン(French Open 2013)、2014年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)でも女子ダブルスのタイトルを獲得しており、今回はその実績に五輪の金メダルを加えた。

 ペアを組んだマカロワとは長年の友人でもあるベスニナは、「五輪直前の大会で優勝していたので調子が良かった。勝った!オーマイゴッド」と語った。

 一方、1996年のアトランタ五輪以来、20年ぶりに五輪出場を果たしたヒンギスだが、前途多難だったリオデジャネイロ五輪は銀メダルで幕を閉じた。

 35歳のヒンギスは、混合ダブルスに出場を予定していたロジャー・フェデラー(Roger Federer)が故障のためリオ五輪不参加を表明すると、それから1日後には女子ダブルスに出場を予定していたベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)も欠場することになった。

 大会直前にビクトリヤ・ゴルビッチ(Vitorija Golubi)がチームから離脱したため、ヒンギスのパートナーは最終的にバシンスキーに落ち着いた。

 ヒンギスはまた、WTAツアーでペアを組み、ダブルスの世界ランキング1位のサニア・ミルザ(Sania Mirza、インド)とのペアも解消している。(c)AFP