【8月15日 AFP】リオデジャネイロ五輪は14日、テニスの混合ダブルス決勝が行われ、レジーブ・ラム(Rajeev Ram)と組んだヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)は、ベタニー・マテック・サンズ(Bethanie Mattek-Sands)/ジャック・ソック(Jack Sock)組との米国勢対決に7-6(7-3)、1-6、7-10で敗れ、テニス選手としては前人未到となる五輪で金メダル通算5個獲得の偉業達成を逃した。

 36歳のヴィーナスは、2000年のシドニー五輪で女子シングルスで金メダルに輝くと、妹セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)との女子ダブルスでは、シドニー五輪、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得した。

 しかし、ウィリアムズ姉妹にとっては、ビーナスの銀メダルでも今大会最高の収穫になる。ヴィーナスは女子シングルス1回戦で、セレーナはシングルス3回戦で敗退すると、女子ダブルスはまさかの初戦敗退に終わっており、無冠で大会を終える可能性があった。

 同日に行われた3位決定戦では、チェコのルーシー・フラデカ(Lucie Hradecka)/ラデク・ステパネク(Radek Stepanek)組が、インドのサニア・ミルザ(Sania Mirza)/ロハン・ボパナ(Rohan Bopanna)組を6-1、7-5で破り、銅メダルを獲得した。(c)AFP