重量挙げ選手がドーピングで今大会初のメダルはく奪、リオ五輪からも追放へ
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【8月19日 AFP】(更新)スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、リオデジャネイロ五輪の重量挙げで銅メダルを獲得したキルギスのイッザト・アルティコフ(Izzat Artykov)が、ドーピングにより失格処分になったことを明らかにした。メダリストが追放されたのは、今大会では初となる。
CASの発表によると、9日に行われた男子69キロ級で銅メダルを獲得したアルティコフからストリキニーネ(strychnine)の陽性反応が出たとしており、反ドーピング部門は声明で「アルティコフはメダルをはく奪され、五輪から追放されることになった」と発表した。
アルティコフからはく奪された銅メダルが再分配されるかについては、国際オリンピック委員会(IOC)と国際ウエイトリフティング連盟(IWF)が決定する。
アルティコフは試技で計339キロを記録し、4位のルイス・モスケラ・ロサノ(Luis Mosquera lozano、コロンビア)をわずか1キロ差で抑え、メダルを獲得していた。(c)AFP