【8月13日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)が12日、現役最後の試合に臨んだ。試合はヤンキースが6-3でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に勝利した。

 試合前にロドリゲスのために行われた式典は雷雨のために短縮されたものの、41歳の強打者は第1打席にチームの先制点をたたき出す適時二塁打を放った。

 その後のロドリゲスは、ヤンキースがシーズン途中に解雇を決断する理由となった打撃の不振さを見せる形となり、最終的には4打数1安打に終わった。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、先発で守りに就くことを望んでいたロドリゲスを9回から三塁の守備に就かせた。満員御礼となったヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)の観客は、一死後にベンチへ下がったロドリゲスをスタンディングオベーションで迎えた。

 ロドリゲスは、7日に選手としてヤンキースから放出されることを発表。そして、ヤンキースからは来春のキャンプから球団のスペシャルアドバイザーの役職を提示され、これを受け入れていた。

 そんな中でロドリゲスはこの日、引退という言葉は使いたくないとしつつ、再びプレーすることを否定しなかった。

「引退は、年寄りの同義語だ。41歳という年齢だけれど、そこまで年老いてはいない。まだ何かやれると思っている。でも、現時点ではそこまでの状態ではない。とにかく、今夜は楽しむつもりだよ」

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