【8月13日 AFP】カナダ公衆衛生局(PHAC)は12日、蚊が媒介するジカウイルスに関連した出生異常が、同国で初めて確認されたと発表した。

 PHACは声明で、この新生児には「先天性の重い神経異常」が認められたと述べている。

 一方で世界保健機関(WHO)は、この母親がどこでジカウイルスに感染したかについては明らかにしていない。

 カナダでジカウイルスの母子感染が確認されたのはこれで2例目。初めて確認された事例では、妊婦が旅行先でジカウイルスに感染し、赤ちゃんへと母子感染していた。この赤ちゃんには異常はみられないという。

 PHACは、カナダで妊婦がジカウイルスに感染したケースは13例確認されたとしているが、家族のプライバシーを配慮し、個々人の詳細は明らかにしていない。(c)AFP