【8月4日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で先月1日に起きた飲食店襲撃事件で、同国の警察当局は4日、同事件に関与した疑いで、英国籍のハスナト・カリム(Hasnat Karim)容疑者(47)とカナダ・トロント大学(University of Toronto)の学生タハミド・カーン(Tahmid Khan)容疑者(22)の2人を逮捕したと発表した。

 警察当局の広報担当者はAFPに対し、3日夜に2容疑者の身柄を拘束したと述べた。カリム容疑者は、事件現場で死亡した容疑者5人のうちの2人が通っていたダッカの私立ノース・サウス大学(North South University)の講師だった。

 両容疑者は事件の夜、高級飲食店「ホリー・アーティサン・ベーカリー(Holey Artisan Bakery)」を銃で武装した集団が襲撃した際、店内にいたとされている。だが、7月2日に治安部隊が突入して以降、行方が分からなくなっていた。先立って、容疑者らの家族は、治安当局が2人の身柄を拘束していると主張していた。

 事件では、食事をしていた欧米人らが人質に取られ、うち20人が殺害された。また警察官2人が死亡した。(c)AFP