【7月31日 AFP】ボクシング、WBA世界フェザー級スーパー王座タイトルマッチが30日、米ニューヨーク(New York)のバークレイズ・センター(Barclays Center)で行われ、挑戦者カール・フランプトン(Carl Frampton、英国)は判定の末2-0(117-111、116-112、114-114)で王者レオ・サンタクルス(Leo Santa Cruz、メキシコ)を下し、北アイルランド出身の選手としては史上初めて2階級制覇を遂げた。

 制限体重126ポンド(57.153キロ)のフェザー級に階級を上げて体重や身長で不利な状況だったをフランプトンはそれを乗り越え、戦績を23勝(14KO)0敗とした。

 29歳のフランプトンは無敗の両者による一戦の序盤で主導権を握り、2回にはショートカウンターの左フックを見舞って王者をふらつかせた。

 サンタクルスが中盤に入り活発な動きを見せたが、最終12回の終盤に両者がリング中央で激しくパンチを繰り出す中、フランプトンは耐えきって勝利を手にした。

 WBA・IBFスーパーバンタム級王座を返上していたフランプトンは、身長で2インチ(約5センチ)、リーチで4インチ(約10センチ)ほどサンタクルスを下回ったものの、タイトルマッチでは5度目となる勝利を手にしている。

 キャリア初黒星を喫したサンタクルスの戦績は32勝(18KO)1敗1分けとなり、昨年8月に獲得し、今年2月に防衛を果たしていたタイトルを失った。(c)AFP