【7月31日 AFP】16F1第12戦ドイツGP(German Grand Prix 2016)は30日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が終盤にベストラップを記録し、年間優勝を争うチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えて今季5度目のポールポジションを獲得した。

 31歳のロズベルグは、Q3のセッションで電気系統のトラブルに見舞われたものの、最後のアタックで素晴らしい走りを披露し、ハミルトンに0秒107差のベストラップ1分14秒363で母国GPのポールポジションスタートを確保した。

 ハミルトンが最終アタックで逆転できず落胆していた一方で、ポールポジション獲得を素直に喜んだロズベルグは、「本当に良い気分だよ。最後は良いラップを走ることができた。だけど、燃料を余分に持っていたからタイムがそれで十分なのかは分からなかったけどね」と語った。

 最終ラップのミスが響いて2番手となったハミルトンは、「今週末には満足している。問題があったわけではなく、今日のペースは良かったし、最終ラップだけうまくいかなかった。接戦だったし、太刀打ちできなかったわけではない」と話すと、「決勝はメルセデスにとって充実した日にしなければならない」と述べた。

 3番手にダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、4番手にマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)のレッドブル(Red Bull)勢が入り、5番手にキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、6番手にセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)のフェラーリ(Ferrari)勢が続いた。

 フォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が7番手、ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が8番手となり、9番手にフォースインディアのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、10番手にはウィリアムズのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が入った。(c)AFP