【7月29日 AFP】在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は29日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が、米軍の支援するクルド人とアラブ人の合同部隊からシリア北部の村を奪った後、少なくとも民間人24人を「処刑」したと発表した。

 シリア人権監視団によるとISは、クルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(Syrian Democratic Forces)」からビュアイル(Buyir)村を奪った後、「過去24時間以内に」民間人少なくとも24人を「処刑」したという。

 同村は、ISが「首都」と位置付けるラッカ(Raqa)とトルコ国境をつなぐ要衝マンビジ(Manbij)の北西約10キロに位置する。同監視団によるとISは、28日から攻勢を開始し、マンビジの北西にある複数の村を掌握したという。(c)AFP